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2012年7月24日 (火)

動物性食品はできるだけ控えて腸相を整える

便秘という症状に限らず、病気をよせつけない、健康な体をつくる最大のポイントは、食生活を見直すことです。なぜなら、人間の体をつくるすべての材料が、口から摂る食べ物や飲み物だからです。「自然の摂理に従って食べる」という考え。それは、素材の調理法でも、食品の選択でも共通します。まず守らなければならないことは、できるだけ無農薬、有機栽培の植物食を多く摂り、動物食を控えめにすること。植物食が全体の85〜90%、動物食が10〜15%程度というのが理想的な配分です「えつ、肉と魚がそれしか食べられないの? 」「たんばく質が足りないのでは? 」と思う人もいるかもしれません。しかし、たんばく質は野菜、果物、海藻類、穀物類にも十分に含まれます。また、日本人は古来からたんぱく質の摂取量は控えめの食習慣でした。
これは、不自然なことではなく、自然の摂理にかなつた配分なのです。ところが実際はどうかというと、現代の日本人は、動物食を30~50% 以上摂っている人が少なくないのです。焼肉、ステーキ、ハンバーガーばかり食べていては、病気になるのも無理はありません。肉食が多いと腸の中に悪玉菌が増え、それが病気や便秘の原因になってしまうのです。

植物食とは、主食となる未精製の穀物をはじめとして、野菜、海藻類、果物、種子・ナッツ類などです。特に玄米と副穀類は、たんばく質、炭水化物、脂肪、食物繊維、ビタミン、ミネラル、酵素をバランスよく含む食品ですから、毎日の主食を玄米に切り替えることをおすすめします。腸の中の善玉菌が喜ぶものを食べましょう。
また、動物食は、できるだけ魚介類を選びます。植物食にも、たんばく質は豊富に含まれています。大豆製品である豆乳、豆乳ヨーグルト、豆乳チーズなどは肉類や乳製品と比べて栄養的に劣るものではありません。肉類は月に1~2 回程度、鶏・卵なども、週に1〜2回も摂れば、それで十分なのです。植物食でも動物食でも、自然に近い状態で口に入れるのがいいでしょう。生野菜や新鮮な果物、魚介類なら刺身というように、生に近い状態で食べることで、食品のもつ有用な酵素類をムダなく摂り入れられるからです。
そしてもう一つ大事なのが、食べ方。以上のような食事内容を守っても、食べ方が間違っていたら、食品のもつ効果が体内で上手に利用されずに終わってしまいます。
眠りにつく4~5時間前までには食べ終えること、30~70 回程度は、十分に噛むこと、そして、心身ともにリラックスした状態で食卓につき、楽しく食事することなどが重要です。

動物食が30%以上の食事の場合の影響は、

  • 腸内環境の悪化…便秘、宿便
  • 腸内腐敗…毒ガス、活性酸素の発生
  • 体が酸性に傾く…細胞活動の衰え、血液の汚れ
  • 生活習慣病…心臓病、ガンなど
  • 老化…肌あれ、しわなど

食事の摂り方次第で体はよくもなるし悪くもなり、それはまた、胃腸の状態にすぐ反映されます。胃や腸はみな同じではなく、一人ひとりまったく違う表情をもっています。
胃相や腸相(胃や腸の環境) を見れば、全身の健康状態を知ることができるのです。
善玉菌の多い胃や腸の胃相・腸相は、粘膜が柔らかく、全体的に均一なピンク色で、内部は滑らかで残留物もなく、きれいです。
腸が長いのも特徴です。そして何より、胃相や腸相のきれいな人は、健康状態が良好なだけでなく、見た目に若々しく、肌の状態もよいのです。一方、胃相・腸相の悪い人は、一見して色が汚く、表面の粘膜が滑らかではなくデコボコしていて、腸壁も固く、また狭くなったりしていて宿便がたまっていたりします。こうした胃腸の持ち主は、外見も老けて見え、かなりの確率で生活習慣病を発症しています。

胃腸の状態はその人の健康状態を表すと同時に、老化のバロメーターにもなっています。胃や腸の環境をつくるのは、すべて食べ物や水と、正しい排泄です。

肉食中心で高たんばく・高脂肪の食事が主だったかつてのアメリカ人の多くは、典型的な悪い腸相の持ち主でした。腸が固くて短く、内径も狭くて(腸の粘膜ひだにできるポケットのようなくぼみ) やポリープを多発していることが多かったのです。
ところが、この30年ほどの問に、日本でもこうした腸相をした人が多くなってきました。その原因は、動物食の過多です。時期を同じくして、生活習慣病やガンによる死亡者数が増加していることからも、いかに体の健康状態と食生活が深く結びついているかわかるでしょう。

生活習慣病の多くは本人が気づかないうちに発症し、徐々に症状が悪化します。すでに30代あたりから胃相や腸相が悪い人は、特に注意が必要です。
誰でも子どものときにはツルンときれいな胃腸だつたはず。子どものようなきれいな胃相・腸相を長く保つことが、病気予防や長寿につながるのです。もし、今すでに健康ではない、あるいは胃相・腸相が悪いとしても、食生活や生活習慣を見直して、いい相を取り戻しましょう。

肉食中心の食生活の人は、排便をしっかり行うために食物繊維のサプリなどを食後に補給するといいでしょう。食事と一緒にしっかり吸収されます。 排便がスムーズにいかないからといって便秘薬を常用するのは、おすすめできません。

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